昨年12月26日(月)に、フルーティストの関根雅裕先生を講師にお迎えして、2022年度3回目のアンサンブル講座を行いました。
この講座ではアンサンブル楽器としても優れた能力を持つギターと旋律楽器によって、重要なアンサンブル能力を育成する場として、関根先生による実践的な音楽表現の指導が行われました。ヨーロッパで活躍される関根先生によるレッスンは受講者にとって貴重な学びの場となっています。今年も不定期ですが、引き続き開催してまいります。
関根先生はドイツ在住27年で、現在当地の音楽学校にて教鞭を執られるほか、ヨーロッパ、日本にて演奏活動をしておられます。また年間4〜5回帰国して日本各地でレッスンをされています。
また九州ギター音楽コンクールのゲスト審査員を務めていただいています。
今回の受講者は当アカデミー講師の大塚勇馬先生、上野芽実先生のクラスで学んでいる安田大弘さん、高校生の小林玄司くんと藤野あかりさん、以上4名でした。
今回の受講曲目は
大塚勇馬/グラン・デュオ・コンチェルタンテ Op.52 全楽章 (M.ジュリアーニ)
安田大弘/グラン・デュオ・コンチェルタンテ Op.85 第1楽章 (M.ジュリアーニ)
小林玄司/オペラ「アウリスのイフィゲニア」序曲 (C.W.グルック〜arr.F.カルリ)
藤野あかり/パバーヌ Op.50 (G.フォーレ)
講師プロフィール
◾関根雅裕(せきね まさひろ)
ベルリン州立ヨーゼフ・シュミット音楽学校非常勤講師,ベルリン・レジデンツオーケストラフルート奏者,シュタットオルケスター・ケペニック音楽監督。
東京音楽大学,ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学を卒業。フルート,ピッコロ,フルート教育を学ぶ。
日本国内では室内楽を中心とした演奏活動に並び,「函館フルートセミナー」や「活水女子大学音楽学部フルートセミナー」に講師として参加している他,各地でセミナーを開いている。
2019年より九州ギター音楽協会主催「九州ギター音楽コンクール」にてゲスト審査員を務めている。