弊社フォレストヒル音楽工房マネジメントにより32年目を迎えた福田進一先生の九州ツアー2018〜2019(主催:福岡/フォレストヒル音楽工房、佐賀/佐賀ギター音楽院、熊本/熊本ギターの会、大分/大分ギターアカデミー、長崎/音楽小屋、鹿児島/桐・濱田クラシックギタースクール、宮崎/中村ギター教室、日向/上ノ山クラシックギター教室)も4月13日の福岡公演で全て終了いたしました。
各地の公演を主催していただいた皆様、また演奏会にお越しいただきましたお客様には御礼申し上げます。
今回の九州ツアーの福岡公演は昨年11月にあいれふホールですでに終了していますので、当夜の演奏会は追加公演として行いました。
会場が100席のホールですので、早くから満席となりました。ご来場いただけなかったお客様にはお詫び申し上げます。
当夜のコンサートでの福田先生は九州ツアーを締めくくるにふさわしい出色の演奏で、満席のお客様はその演奏に酔いしれる至福の夜となりました。
まずプログラムはその重量感に圧倒されるものでした。
前半は福田先生自身の編曲によるバッハの〈ゴルトベルク変奏曲〜アリア〉に始まり、〈無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番〉を終曲シャコンヌまで全曲、後半には同じくバッハの〈無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番〉を全曲、その他ヴィラ=ロボスの〈前奏曲第3番〜バッハへの讃歌〉、〈マズルカ・ショーロ〉、ブファレッティの〈マズルカ〉(九州初演)、そしてプログラムでは武満 徹の〈12の歌〉から4曲の予定でしたが、予定を変更して今回の九州ツアーでも大変高い評価を受けていたテデスコの〈ソナタ ボッケリーニ讃〉が演奏されるという大変重厚なプログラムとなりました。
尚、武満はアンコールで演奏されました。さらにアンコールでは今年11月に福山雅治主演で公開される映画「マチネの終わりに」の中で重要なシーンで演奏されるヴィラ=ロボスの〈ガボット・ショーロ〉が演奏されました。
来場されたお客様には福田先生の芸術を堪能していただいたコンサートになりました。
今回のツアーで使用された楽器はヘルマン・ハウザー Ⅲ 2008年 ジュビリーモデルでしたが、当夜演奏されたバッハのソナタ第1番はホセ・ルビオ1966年に持ち替えて福田先生によるト短調の編曲で演奏されるという大変興味深いものでした。
次回の九州ツアーは2020年に行う予定です。
さらなる進化を遂げる福田進一の世界をご期待ください!