去る2024年1月14日(日)に専門家を志す生徒の為の「第7回 定期実力試験」を行いました。
この試験の趣旨はフォレストヒルミュージックアカデミー ギター科で学び、専門家を志望する生徒の現在の実力及び今後の育成指標把握の為に演奏実技などにより実施するものです。
2022年5月に第1回目を開始し、今回は7回目の実施です。
試験内容は1)「課題曲演奏」、2)「初見演奏」、3)「新曲視唱」、4)「新曲リズム」、5)「スケール・カデンツ」の5つカテゴリーです。
1)課題曲演奏
毎回、課題曲演奏については時代区分を指定して行ないます。
時代区分はA.ルネッサンス、B.バロック、C.古典派、D.ロマン派、E.近現代としています。
課題曲演奏は以下の5項目を審査内容としています。
1)様式感 、2)和声感 、3)リズム感 、4)歌心 、5)技術
2)初見演奏
初めて目にする楽譜から、いかに情報を正確に読み取り表現できるかを測ります。
5分間の予見の後、試験官の前で演奏します。
3)新曲視唱・4)新曲リズム
読譜・表現における必要な要素を分離して、それぞれの能力を測ります。
初見と同様に5分の予見の後、視唱は単旋律の譜面を見て歌い、リズムはリズムのみが書かれた譜面を見て手を打つ試験です。
5)スケール・カデンツ
24調の中から指定の長調・短調のスケールとカデンツを演奏します。
正しい調性の理解と基本的な和声進行の習得を目的としています。
当日は3名が参加しました。 回を重ねるごとにそれぞれの受験者に技術的、音楽的な成長が見られ、この試験の成果の大きさを認識させるものでした。 また、試験終了後には各審査員より受験者に対して詳細な講評が発表され、この試験の趣旨にかなう有意義な内容のものとなりました。
今回の試験官は以下の3名でした。
夏川由紀乃先生
大塚勇馬先生
上野芽実先生
第8回の定期実力試験は5月19日(日)に行う予定です。
(受験者)
(試験官)