昨年フォレストヒルミュージックアカデミーより、パリ国立高等音楽院(フランス)に留学した森田莉子さんより、フランスでの生活についてお便りをいただきましたので、「森田莉子 パリ留学日記 Vol.1 」を5回に分けて掲載します。
「森田莉子 パリ留学日記 〜 Journal des études de Riko à Paris Vol.1-3」
みなさんこんにちは!森田莉子です。
昨年8月にフランスでの生活を始めて、早一年が経とうとしています。
今回このような素敵な機会を頂けたので、留学までのことも併せ昨年の2月の入学試験やこちらでの学校生活を少し振り返ってみたいと思います。
前回より 続き〜
昨年8月末に留学のためフランスへ到着しました。飛行機が着陸する準備に入り飛行機の窓から遠くにヨーロッパの土地が見えた時から、とにかくワクワクと少しの緊張感。「これからはしばらくこの土地で勉強して暮らしていくのか〜」と考えていたらあっという間に空港に到着しました。フランスへ渡ってから新学期が始まる9月末頃までの約1ヶ月間で、フランスに長くいらっしゃる先輩に助けていただきながら身の回りのものを揃え、手続き等を済ませました。夏だったので日の入りが遅く外は21時でも明るかったので、練習が終わってぶらぶらと散歩に行くのもとても気持ちよく、楽しみの一つでもありました。今でも、外を歩くと目に入るもの・聞こえてくるもの全てが新しいことばかりでとても刺激的です。
そしていよいよ新学期がスタート。これまでに、「学校に行き音楽の授業を受ける」という経験をしたことがなかった私にとって9月からの新学期はとても新鮮でした。学校に行けば音楽をやっている人ばかり。授業の内容も音楽に関わることばかり。「この学校でゼロから学ぶぞ」という心構えでスタートしました。 〜次回に続く