去る9月19日、古楽器奏者として世界的に活躍されている今村泰典先生をお迎えしてマスタークラスを行いました。
今村先生は現在スイス在住でフランクフルト音楽院で教鞭を取っておられます。
今回の受講者はフォレストヒルアカデミー講師、またフォレストヒルアカデミーで学ぶ専門家志望者、また九州各地で教授活動をしている先生が受講し、貴重な内容のレッスンが展開されました。
今村先生によるマスタークラスは2007年に行った第1回以来、今回が9回目となります。
フォレストヒルアカデミーの上野芽実先生もストラスブール音楽院在籍中に長く師事されていました。
今村先生のレッスンは和声、対位法、リズム、アーティキュレーションの徹底した指導が基本であり、氏が専門とする古楽の分野では膨大な知識と見識に基づく実践的な演奏法などの指導がなされます。
今回もバッハの作品の受講者が多かったのですが、和声法、通奏低音の観点からのアプローチによって受講者により深い理解を求める内容でした。
受講者及び受講曲目は以下の通りです。
竹内竜次/組曲 ホ長調 1006aよりメヌエット、ブーレ、ジーグ(J.S.バッハ)
上野芽実/6つのシューベルト歌曲 (J.K.メルツ)
小林玄司/組曲 ホ短調 BWV996よりサラバンド、ジーグ(J.S.バッハ)
中村友泉/組曲 ホ長調 BWV1006aよりロンド風ガボット(J.S.バッハ)
前田遥香/組曲 ト短調 BWV995よりサラバンド、ジーグ (J.S.バッハ)
安田大弘/50の漸進的なエチュードOp.59よりNo.1、3、5、7、9、11 (M.カルカッシ)
大塚勇馬/無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番BWV1004よりアルマンド、クーラント(J.S.バッハ~大塚勇馬編)
(受講生の皆さんと)