去る8月に行われた「第65回九州ギター音楽コンクール」においてゲスト審査員を務めていただいたフォレストヒルミュージックアカデミー特別講師の益田正洋先生のマスタークラスを行いました。
益田正洋先生は日本各地での演奏活動のほか、発表したCDも30枚に及びます。後進の指導にも定評があり、日本各地でマスタークラスを行なっています。その活動は「クラシック音楽の中でのギターの地位向上」という益田先生の思いを常に意識したものだと思います。
フォレストヒルミュージックアカデミーでは特別講師としてお迎えしており、折に触れてマスタークラスを主催しています。
今回は8名の受講者に熱のこもった指導をしていただきました。今回も受講者にとって貴重な時間となりました。
今回の受講者で、今年の九州ギター音楽コンクールの高校生の部で金賞を受賞した藤野あかりさん(高校1年生・上野教室所属)に今回のマスタークラスを受講した感想を聞いてみました。
『日ごろ、ギターを演奏するうえで、ミスをすることなく弾くことばかりに意識がいっていましたが、今回の益田先生のレッスンの中で、もっと表現に目を向けるようにと、指導していただき、音楽表現の大切さを学びました。
これからはミスを恐れず、曲のイメージを膨らませて、より音楽的な演奏ができるように練習していきたいと思いました。』(藤野あかり)
各受講者の受講曲目は以下の通り。
1)スペイン舞曲 第5番 (E.グラナドス)
3)フォリオス Ⅰ (武満 徹)、リュート組曲 第2番 BWV997よりプレリュード (J.S.バッハ)
4)「私が羊歯だったら」の主題による変奏曲 Op.26 (F.ソル)
5)リュート組曲 BWV997よりサラバンド、ジーグ、ドゥーブル (J.S.バッハ)
6)無言歌 (J.K.メルツ)
7)プレリュード1、2、5番 (H.V-ロボス)
8)50の漸進的練習曲 Op.59〜No.34、35、36、37 (M.カルカッシ)
(藤野あかりさん)