先月10月27日(金)に、フォレストヒルアカデミー特別講師を務めていただいているフルーティストの関根雅裕先生による第6回目のアンサンブル講座を行いました。
この講座ではアンサンブル楽器としても優れた能力を持つギターと旋律楽器によるアンサンブル能力を育成する場として、専門家及び当アカデミーで学ぶ専門家志望の生徒さんを中心に、関根先生による実践的な指導が行われています。
関根先生はドイツ在住28年で、現在当地の音楽学校にて教鞭を執られるほか、ヨーロッパ、日本にて演奏活動をしておられます。また年間4〜5回帰国して日本各地でレッスンをされています。
尚、2019年より九州ギター音楽コンクールのゲスト審査員を務めていただいています。
今回の受講者は当アカデミー講師の大塚勇馬先生、上野芽実先生のクラスで学んでいる安田大弘さん、高校生の前田遥香さん、以上3名でした。
今回のレッスンを受講した大塚勇馬先生の感想をご紹介します。
〈自分と異なる楽器と合わせる上で事前に必要な楽譜の読み込みや心がけ、そして合わせて生じた問題を解決する過程を実際にアンサンブルを通して学ぶことができました。
旋律の捉え方についても非常に示唆に富んだ内容でした。メロディの歌わせ方、スラーやアクセントの捉え方等、関根先生のフルートによる実演を交えてご指導いただきました。
各受講生の演奏や選曲に合わせた分かりやすく多角的なレッスンで、受講・聴講共に充実した時間となりました。〉(大塚勇馬)
今回の受講曲目は以下の通りです。
大塚勇馬/タンゴの歴史 (A.ピアソラ)
前田遥香/協奏風大二重奏曲Op.85 第3楽章(M.ジュリアーニ)
次回は2024年2月に実施を予定しています。